ハラール認証書を取得する手続き(手順)

 

ハラール認証書の取得には、まずその製品を販売するのは国内市場のインバウンドムスリム客か、あるいは輸出を希望する場合は、相手国はどこなのか、などそれぞれのビジネスニーズに適合した内外の認証機関を選定することから始まります。 もしある特定の国をターゲットとするなら、その国で公認されている団体・組織を使うのが良策です。 市場が数ヶ国にまたがる、あるいは世界的な場合は、国際的に活動している組織・団体がそのニーズを満たすことができるでしょう。日本国内でそのようなハラール認証団体が見つからなければ、欧米のハラール認証団体にも検索の手を伸ばせばよいでしょう。

ハラール認証取得の手順は、

【Ⅰ】 まずハラール認証機関や団体の「ハラール認証申請書」に、                                         

① 「会社名・本店所在地住所と代表者氏名」、「ハラールプロジェクトの責任者氏名・役職・電話番号」、「工場の所在地」 「工場・製造現場のハラール担当者氏名・役職・電話番号」などを記入する。特に当該ハラールプロジェクトの実質担当責任者と現場責任者の氏名・役職・連絡手段などは明記していただく必要があります。                                                                                                                                      

② 「ハラール認証を希望する食物製品の名称やカテゴリー(分類)」、「食物製品の主たる原材料、副原材料、補助材料、調味料、香辛料、(微量)添加物などの名前」 「ハラール認証の審査において、問題になりそうな素材、成分物質(申請者の目から見て。たとえばグリセリンなど)」などを記入する。食品表示法第4条食品表示基準に準じて名称、原材料名、添加物名などを記入すればよい。                                                                                               

③ 「生産ラインあるいは製造現場の情報」これには、「製造や加工に使用する機械や器具の種類」、「製造・加工の方法や工程」、「ハラール認証を申請した食品の製造・加工に使われた機械設備・ラインで他にどんな製品が製造加工されているか」、また「その製造スケジュール」さらに「衛生管理設備、製造ラインの洗浄設備や洗浄資材」」、「製品の保管場の状況」などを記入する。

④ その製品が出荷、販売、マーケティングされる地域、特に国内向けに出荷されるか外国向けかを明記。外国向けの場合はその国名、地域名

など、ハラール認証を申請する製品に関するさまざまな情報を、申請書に分かりやすく且つ詳細に記入することから始まります。 

☆「ハラール認証取得のガイドブックと申請書」ご参照 

【Ⅱ】 申請書を受領したハラール認証機関は、

ハラール認証機関は、まずハラール認証申請書に記載された情報を机上で調査・確認し、不明確な事項に関しては追加情報を請求し、さらに生産現場(工場)に出向いて、その機械設備・ラインなどの検査に取りかかることになります。 この際、料金など認証にかかる諸費用を明確に把握しておくのがよいでしょう。  

原材料や調味料、香辛料、食品添加物などの調査確認や機械設備やラインなどの検査の期間中に、認証機関より、ハラールのガイドラインに適合しない食品素材や機械部品などの取替え(代替)を求められることもあります。またコンタミネーション(接触や混合による汚染)防止のため、製造スケジュールの変更や洗浄方法の改変を要求されることもあります。 

一般的に企業とハラール認証機関は、複数年度にわたる管理監督の協定を結ぶことが多いといえます。  そして、製品のある特定の出荷や船積に対しては一回限りの認証書(a batch certificate)が、あるいは1年に期間を限った認証書が、数年にわたって更新されて発給されることもあります(a multi- year certificate)。 ハラール認証は、いわば旅行やビジネスで外国を訪れる際に、事前取得するビザのようなものです。

☆「ハラール認証取得のガイドブックと申請書」ご参照